胆石による胆のう摘出手術〜検診で発見、四谷メディカルキューブでの腹腔鏡手術、経過【備忘録】

病気がどうやって発見されたかや、手術を受ける決断、どこの病院で受けるかなどの情報は、身の回りから得るには限りがあるので、ネットを頼ることになる場合が多いかと思います。

 

私は、2014年初めに四谷メディカルキューブで腹腔鏡手術による胆のう摘出手術をしました。

 

詳細なことは忘れちゃいましたが、胆石の発見から手術、経過までを備忘録として記しておきたいと思います。

 

検診で胆石が発覚

普通の会社での検診に、オプションとして何となく腹部エコーをつけたのです。

何だか、検査技師さんがなんどもお腹にエコーを擦り付けて確認しているなあとは思ったのですが、その場では何も言われず。

後日郵送されてきた結果表に「胆石の疑い。要精密検査」と書いてありビックリ。

数日後、ネットで調べた肝臓系に強そうな内科を訪ね、腹部エコーを再度してもらったところ

「あれ、石がゴロゴロあるよ」

と言われて、胆石確定。

 

自覚症状はあったのか?

今思えば、ありました。食べすぎた日は、夜に寝付けないほどに胃痛がして気持ち悪いことがあり「何でこんなに胃が気持ち悪いんだろう」と思いながら胃薬飲んでいました。

また、胆石発覚の1年前に、「心臓が痛い」と感じ、うずくまるほどの激しい痛みだったので救急車を呼び、病院に担ぎ込まれましたが、心臓に異常なし。

その時は全く理由がわからなかったのですが、今思うとあれは胆石発作だった可能性が高い気がします。

 

原因は?

胆石を確定診断してくれた内科医には「この若さ(30代)でこれだけ石があるってことは遺伝性だと思う」と言われましたが、家族に胆石の既往歴はなし。

思い当たる節としては、脂っこいものが好きな食生活、ダイエットで食事を抜いた時期があったこと(食事の間隔が空くと、胆汁の排出が滞り胆石が悪化しやすい)、子宮内膜症の治療で低用量ピルを飲んでいたこと(根拠はないとされているが)など。

今となっては、分かりませんが。。

 

医師の見解

薬(ウルソなど)飲んでも胆石消えた人見たことないし、胆石はゆくゆくは胆嚢癌のリスクを上昇させる可能性もある、自覚症状(食後のみぞおちの激しい痛み)もあるならもう胆のう取っちゃいなよ。どこでも病院紹介するよ。と言われました。

 

私の見解

ちょうど結婚して、妊娠を望んでいた。仮に妊娠中に、また胆石発作が起きて緊急手術とかになると困るし、恐い。それに、食後のみぞおちの痛みが結構頻繁になってきて、日常生活にもやや支障を来していた。結論としては、恐いけど胆のう切るしかないと思った。

 

 

手術する 病院はどうやって決めた?

内科医には、近所の外科のある病院へ紹介状を書いてもらったのですが、もう一度自分でネットで調べて、安心確実に胆のう摘出手術を受けられそうな病院を片っ端からチェックしました。

こういう時、症例数の多い病院がいいのかもしれないけど、大学病院などで研修医の実験台にされるのはイヤだ、、と思い、いろいろ調べる中で、四谷メディカルキューブで胆のうの腹腔鏡手術のエキスパートらしい女医さんを発見。このスペシャリストの女医さんに切ってもらいたい、と思い、四谷メディカルキューブを予約。(紹介状はいらなかった)

まずは再度、四谷メディカルキューブの消化器内科を受診して胆石を再々確認、その後胃の内視鏡やMRIでしっかり他の部位は問題ないか確認してから、胆のう摘出手術へと話が進みました。

 

手術はどうだった?

全身麻酔で、眠っている間に終わりました。腹腔鏡手術で、お腹に3つ小さな穴が空くだけなので、開腹手術に比べれば多分すごく楽だったと思います。

でも、全身麻酔をするのが初めてで慣れていなかったのか、目覚めたと同時に吐き気、震えがあって、手術自体の痛みよりも辛かったです(涙)

手術を終えた1日目の夜は、何だか興奮して眠れませんでした。痛みは、お腹の傷跡がシクシクと痛むので、ロキソニンをもらいました。

 

翌日からは、普通に食事。でも、半分くらいしか食べられず。

四谷メディカルキューブは、とにかく部屋も綺麗で食事も豪華。先生も看護師も優しくて、ストレスなく過ごすことができて本当に感謝です。

 

2日目に、いろいろチェックして問題ないので退院してもいいですよーと言われましたが、まだ歩くと傷口が痛み、よろよろとしか歩けないので、予定どおり3日目の朝まで居座りました。

 

 手術後は?

食後のみぞおちの痛みは消失。また、胆石発作にビクビクしなくて良くなったので、これで万全の体制で妊活へ向けて行動できる!と思いました。

(結果として、1年後に子供を出産、怒涛の育児が始まったので、あの時に胆石手術を決断しておいてよかったと思いました)

 

腹腔鏡であけたお腹の傷は、3つのうち1つはおへそなのですぐに目立たなくなりましたが、残りの2つはしばらく残っていました。でも、3年経った現在は、ほとんど見えなくなっています。

 

胆石の手術後は、下痢をしやすくなると聞いていましたが、確かに術後しばらくは下痢が続きました。

今でも、一気食いしたりするとお腹を下すことがあるのですが、これは関係あるのかな?一気食いしなければ、特に問題はないです。でも、ちょっとお腹がゆるくなりやすくなった気はします。

 

まとめ

胆石が見つかってから、割とスピーディーに胆のう摘出手術までを行いましたが、妊娠出産前に手術を受けることができてよかったと思っています。

また、腹腔鏡手術は体に負担が少なくてよかったですが、手術自体が生まれて初めてだったため、それなりに全身麻酔や術後の痛みには右往左往しました。

担当の先生は外来から手術、術後検診まで一貫して柔らかい物腰と的確な立ち居振る舞いで、この先生に手術を担当してもらって良かったなと思いました。