自分磨きの正体
前述のように、自分に対する手間を減らすことにした。楽になったのは言うまでもない。
なぜ、私はあんな育児で大変なのに、午後にはドロドロに落ちるのに、アイメイクやまつげケアなどしゃにむに頑張っていたのだろうか。
自分のテンションを上げるため?ママだってきちんとしていたいから?
そう思っていたけれど、何か違う気がした。
要するに、未来への恐怖からだ。
ここでやらなくなったら、未来永劫やらなくなるんじゃないかと思った。
本気で身なりに構わなくなって、そのまま「忙しいから忙しいから」と言い続けてあっという間に歳を重ねてしまう、と。それはそれで、何かを一生懸命やってきた勲章みたいで素敵だけれど、身なりに構わないおばあちゃんてクールだけど、ちっちゃい器の私は恐かった。
恐かった
はて、どうしよう。
凡人の私は白黒決められない。
クールじゃないのだ。
そういう人に便利なのが「線引き」だ。
とりあえず、これだけはやる、というキープラインを自分で決めた。
- 体型維持(きちんとした食生活)
- 紫外線対策(とりあえず日焼け止めくらいは塗っとけ)
- 保湿(とりあえずなんかヌルヌルするの塗っとけ)
- 髪の毛の艶感(トリートメントくらい塗っとけ)
以上!
そういうわけで、美顔器とナノスチーマーを捨てた。
多分、次に使おうと思う時、これらの機器は型落ちしているはず。
もし必要になったら、その時の最新機器を買い直せば良いのだ。