掃除しないと死んじゃうってことはないけれど
二児の子育てがとうとううまく回らなくなった私。
よく、言うじゃないですか。
子育て大変な時には、思い切り家事なんてサボっちゃいましょう!食事はレトルトでいいんです、掃除だってしなくても死にません。今はとにかく手を抜いて!と。
自堕落生活歴が長い私にとって、家事に手を抜くことは朝飯前と言うか、それが日常であり、これ以上ないほど手は抜きまくっていました。(文句を言わない夫には、本当に感謝しています)
まあそのせいで、家はこれ以上ないほど荒れていました。
ストレスが高まっている状態の時って、周囲のアラ探しをめちゃくちゃしたくなるんですよね。そして見つけたら見つけたで、さらにイライラする。「イライラの敏感期」であり、負のスパイラル。
経験ありませんか?ストレスが高まっている時には、誰の言うこともいちいち気に障る、とか。普段は気にもしていなかった自分の靴の汚れが猛烈に気になってしまう、とか。
いっぱいいっぱいのくせに、私は部屋中のアラが気になって仕方なかった。
「ああ、また子供の椅子にパンくずが落ちてる。こびりついたトマトソースもついてる。落としにくそうだ」とか
「いつからこんなシンク汚れてるんだ?汚くて、ますます料理する気にならない」
「床がベタベタする。歩きたくない。歩きたくないということは、すなわち動きたくないということだ。洗濯干さなきゃいけないけど動きたくない」
「ソファに座りたいのにラグが汚れている。いつから汚れているのか。ここも座りたくない。ではどこに行けばいいと言うのか」
散らかっていると、片付けてないと、次の行動にいちいち支障が出て、さらに、面倒くさくなる。→ストレスが高まって「イライラの敏感期」に入る。→散らかった部屋がとても目につくようになる。→さらにイライラは高まる。
そのうち、二歳男子が片付けられてないどこかから(多分クローゼットの密林地帯から)ハンガーを持ってきて、リビングにばらまいたりして。
放っておきたいけど、0歳女子がその辺をハイハイしている。ソファに寝そべって(汚れたラグは放り投げた)静観していたい気分だが、0歳女子はハンガーを手でむんずと掴んで振り回し始める。針金に、興味シンシンだ!!
片付けないわけにはいかなくなる。
私に限っては
『子育てに煮詰まったら、家事(特に掃除)には手を抜いてみて♫』
は当てはまりませんでした。
今までの生き方が通用しなくなっているようだ。これは。
片付けるしかないであろう。
むずかしいことは、(そもそもそんなこと考える必要あるのかも謎だが)
その後で考えよう。
うっすらと、そう覚悟を決めました。