【デロンギのエスプレッソメーカー】カッコ良いけど使いこなせず。ダサい自分を受け入れよう。
押入れの中に、引っ越し後からずっとひっそり置かれている
デロンギのエスプレッソーメーカー。
居間にひっぱり出してみました。
かれこれ七年前、かっこ良いライフスタイルに憧れて購入したものです。
もともとコーヒーが好きで、その頃は働いていたので、勤務前や勤務後にスタバやドトールでコーヒーを毎日飲んでいました。いいかげん、すこしでもカフェ代を浮かしてみようかな?などと思い立ち、衝動買いしたものです。
自分で好きな銘柄のコーヒー豆を見つけて挽いて、家でコーヒーをゆっくり楽しみたい、という雑誌で見かけるようなライフスタイルに憧れもあり、購入した時はすごく興奮しウキウキしました。
実際、購入して半年ほどは、コーヒー屋でおすすめの銘柄の豆を小包装でいくつも買って味を比べてみたり、家でスチームミルクに挑戦したり、色々楽しみました。
挽きたての豆でいれるコーヒーの香りが部屋に広がる(=6畳にも満たないワンルームに充満)すると、最高!と悦に入り、それをお供に気取って読書などしたものです。
しかし、半年を過ぎる頃になると、徐々に使わなくなりました。
工程が、私には多過ぎました。
一杯のエスプレッソを飲むために
- 豆を買い、その場でエスプレッソ専用の荒さに挽いてもらう
- エスプレッソマシンの給水タンクに水を入れる
- マシンに湯を通す(湯煎作業)
- 給湯口から湯煎時にセットしたフィルターホルターを再び外す
- フィルターに計量スプーンではかったコーヒー粉を入れる
- プレッサーでコーヒー豆を平らにならす
- 再度フィルターホルターをマシンにセット
- ダイヤルを合わせて抽出
- 20秒抽出後、ダイヤルを変える
- 抽出後、コーヒー粉を捨てる。
そして、1杯のエスプレッソを楽しんだあとには、結構な洗い物が。
フィルターホルター、吸水口、トレイ、給水タンクなどを細かく分解して水洗いします。(場所によってはつまようじとかで掃除しなきゃ詰まったりします)
この、いちいち部品を分解し、洗って乾かして、またセット、、という一連の作業に次第に心が折れていったのが、使わなくなった最大の理由な気がします。。
また洗わなきゃ、と思うとどうもテンションが下がり。。。
数百円出しても、店先でコーヒーテイクアウトするほうがやっぱり楽になっていきました。
うん。やっぱりおしゃれな生活って、それなりの根気や根性が必要なのかもしれない、としみじみ実感しました。
私には、ライフスタイルの一つとしてこのコーヒー生活を確立していく根性が足りなかったと思います。
もうひとつ、私、どんなコーヒーを飲んでも大体美味しいと思うのです。
インスタントコーヒーなどまずくて飲めない!という感度の高い人なら、きっとコーヒーのディティールもこだわるのでしょうが、私はインスタントコーヒーを目分量で適当に作って飲んでも
「めちゃうまい。幸せ」
と思う人間なので、そもそもこだわりマシンは必要なかったのかも。。
ちなみに現在愛用中のコーヒーはこれ。
インスタントのネスカフェカフェインレスゴールドブレンド。
カフェインレスですが、結構しっかり苦くて美味しいです。(もちろん目分量)
そういうわけで、半年ほどしかまともに稼働しなかったエスプレッソマシン、現在はパーツの一部も子供達がどっか持って行ってしまい、使えない状態に。
押入れで目に入るたびに、ちょっと心が痛んでいましたが、半年だけでも優雅にこのマシンを使ってエスプレッソを楽しんだことは、楽しく輝かしい思い出として残っているので、前向きに捉えて次に進もうかと思います!(たぶんもうコーヒーメーカーは買わないかなあ)