合わない食べ物は、直感で気づける説
長男を通わせている幼児教室では、時々ちょっとトンデモな子育て講座をされることがあります。
「食育」というプリントを渡された時には、
「青い野菜を子供が嫌いな理由は、子供がその野菜の苦味を直感的に『毒』と認識しているからであり、それは理にかなっているので無理に食べさせなくて良い」
「二歳までの子供の腸は、どんな分子も通してしまうザル状態なので、タンパク質は二歳までは与えなくても良い」
などなど、
「ちょっとちょっと!そう考えるのは自由だけどさあ、明らかに一般論ではないそれを、堂々とここで流布しちゃって大丈夫?!」
というドキドキな内容。
まあ話半分に聞きながらも、
「子供が嫌いと主張する食べ物には、単純な好き嫌いだけではなく、体に合わないという理由があったりする場合もある。そのサインは見逃さないでください」
という言葉は、心に留まりました。
子供の場合もそうだけど、これは大人でもあるんじゃないかな、と思ったのです。
どうも相性の悪い食べ物って、誰にでもあるのではないでしょうか。
わたしの場合は、
ナマの玉ねぎが大嫌い。うっかりサラダに紛れてるものを食べてしまうと、ひどい胃痛と頭痛がする→硫酸アリルのアレルギーの可能性有
うどんを食べると必ずお腹を下す→胆のうを摘出したので、ツルツルして一気に胃に入るうどんは、消化が追いつかなくて相性が悪い。
(ちなみに、小麦製品をたくさん食べると明らかに普段より疲れやすくなるので、小麦自体も相性が悪い気がする。)
卵を食べると、頭皮湿疹が出る→遅延性アレルギー検査で、卵の数値が高かったのでこれはガチで相性悪い
などなど。
玉ねぎは嫌いですが、うどん(小麦粉)や卵は悲しいかな、大好きなのです。
でも、体には合ってないということは、嫌でもわかります。体調悪くなるので。
若い頃は、どんな食べ物でもむしゃむしゃ食べて元気いっぱいなつもりでしたが、年齢を重ねるうちに、「どうもこの食べ物は相性が悪い」というものが徐々にわかるようになってきました。
最近は「どうも玄米が苦手なんじゃないか自分?」と気づき始めました。
家族が玄米好きのために玄米を炊くことが多いのですが、食べると、どうも胃腸の調子がすっきりしない。おそらく、白米の方が自分には合っているようです。
本当は、どんな食べ物も美味しく食べられればいいんでしょうけど。
その幼児教室のトンデモ食育講座で言っていたのが、
「日本人はそもそも農耕民族で、肉や乳製品を消化できるような遺伝子を持っていない」
とのこと。
どこまで本当かはわかりませんが、まあ、最近は肉より魚の方が断然美味しく感じるし胃腸に負担も少ないので、あながち嘘じゃないのかもしれない。
子供も、離乳食の初期は、やっぱり魚の方が断然好きでした。
でも、幼児になると、味付きチキンや唐揚げの美味しさを知ってしまい、肉党になりました。
体に合う、合わない食材について、自分できちんと認識するって、大事だけど、意外と食生活の中での盲点なのかなと思います。
「なんでも残さず食べましょう」
と言われて育って来た世代であり、
「好き嫌いなく、なんでも食べる子が良い子なのだ!」
という呪縛に、今もどこか囚われている気がします。
これからは、体に入ってくる食べ物について、きちんと向き合って体に負担の少ない生活をしていきたいものです。(なんだかお年寄りみたいですが)
そのためにも、何が主原料かわからないくらい加工された食事ではなく、シンプルな食事をしていくことって、重要かもしれない。
子供の離乳食や食育は、自分のことも見つめ直せる、いい機会です。