出産のはなし 〜順天堂医院での無痛分娩⑦〜産後の入院中の生活
無事に、無痛分娩にて二人目を出産することができました。
出産後の経過は、普通分娩と同じです。ただ、硬膜外麻酔が効いている状態で、会陰切開(いつのまにかされていました)の縫合をしたので、しばらく(と言っても一時間ほど?)傷はあまり痛くなかった覚えがあります。
産まれたての赤ちゃんは女の子。とても小さくて、
可愛ぃぃぃぃぃぃぃぃぃ
と思いました。
一人目の時は、出産で体力使い果たし、息切らし半目で赤ちゃん見ていたのですが、今回はありがたいことに余裕があり、産まれたてほやほやの赤ちゃんをたっぷり堪能することができました。
半年以上経ちましたが、今でもあの時の感動は忘れられません。
無痛分娩で産むと、産みの痛みを味わうことがないので赤ちゃんを可愛く感じない⁈とかいう迷信めいた都市伝説がありますが、あれは
ぜっっっっっっっっっったい
嘘です。麻酔入れようが入れまいが、めちゃくちゃ可愛いです。
さて、そんなこんなで産後。
夫や母が交代で病室に夕方顔を出してくれました。
私は朝から何も食べてなかったので、夫に病院のコンビニでたくさん食料を買ってきてもらって、一気食いしました。
夜は、赤ちゃんを新生児室で預かってもらって、一人で病室で寝たのですが、噂に聞いていた後陣痛が夜中にシクシクと気になるように。一人目の時も後陣痛ありましたが、やっぱり二人目の方が後陣痛は痛かったです。眠れないので、深夜にロキソニンをもらいました。
二日目からは、会陰切開の縫合の傷も徐々に痛むように。お尻もなんだか痛い。引き続き後陣痛も結構痛い。そして、胸も母乳を出す準備に入り、張ってカチンコチンに。触ると、イタタタタタという感じ。
そうだった。
思い出しました。出産の後って、結構痛いんだった!
しかも、お産を楽にさせてもらったおかげなのか、出産の後の痛み、今回は結構辛い。辛い。辛い。二日目も、六時間毎にロキソニンを飲みました。
見舞いに来た夫にも
「出産は痛み和らげてもらえたけど、今、めっちゃ痛い!なんか色々、全部帳消しなくらい、今、痛い!」
と弱音を吐く始末。。
まあでも、出産後の痛みは、傷の痛みだったり生理痛に似た痛みだったり、
「以前にも経験したことのある、知っている痛み」
なので、陣痛みたいに
「今まで経験したことがない、次に何が起きるかわからない痛み」
の恐怖感はないので、とにかくただイタタタタ!と思うのみ。
病室については、個室でも大部屋でもどちらでも良いと希望を伝え、大部屋が埋まっていたため個室になりました。差額、3万以上。。。。!
入院費を考えると頭が痛かったです。
また、食事は特にお祝い膳もなく、至って普通の病院食。
病院食には全くこだわらないので、美味しくいただきました。
助産師さんは親切でプロフェッショナルですが、とにかくとっても忙しそうでした。
夜も、お産が始まったり何かあると慌ただしく走っている音なども聞こえてくるので、夜に痛み止めが欲しくてナースコールをかけるのもなんだか申し訳なく思い、少し躊躇しました(結局もらいましたが)。
新生児室で授乳を三時間おきにするのですが、その時に授乳のことや赤ちゃんの様子について助産師さんに質問したい時も、忙しそうにしていると、どのタイミングで話しかけたらいいかな、と常にタイミングを見計らっていた気がします。
二人目だったので、多分こうだったよなーと思って質問を引っ込めたりもしました。
でも、今思うと、ちょっとした気づきや疑問を自己判断でスルーするのって良くないなと思います。いくら忙しそうにしてても、相手はプロフェッショナル。ちゃんと対応してくれるはずです。分からないこととか不安なことは、ちゃんと聞く勇気を持つべきだったなと反省しています。
同じ時期に出産した若いママは、一生懸命助産師さんに色々質問していました。もちろん、助産師さんも仕事の手を止め、熱心に指導していました。
個室も質素ですし、食事も質素、お姫様扱いは皆無ですが、
私はそういうものを一切求めてなくて
「無痛分娩を医療体制の整った病院で行い、無事に出産したい」
という希望の元に病院を選びました。
これが叶ったので、とても満足しています。